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→朝の目覚めより・1

漢方では不眠に対して、酸棗仁湯(さんそうにん・とう)という漢方薬(かんぽうやく)が使われることがあります。
酸棗仁とはナツメの種子のことです。

自然界には人間の体にとって、有用な植物や鉱物などがあり、昔から数多く知られています。大昔の人類は、文字通り大自然の真っ只中に生存していたため、このような経験的な知識がいつのまにかしだいに集まっていったのでしょう。

熱が出て下痢をしているときは、あそこの林に生えている、木の根っこや黄色い木の皮がいい。
咳にはあの甘酸っぱい実の種や、庭に咲いている紫色の花の根がきく。
ちょっと眠りにくいときには、別の木の実の種子がいいようだ。

日々の生活の中で、いろいろな経験が積み重ねられていきました。動物性のものや鉱物性のものもあります。
その時々の断片的な経験を記憶していくうちに、しだいにまとまった知識にまで高められていきました。これらの知識は少しずつ増えていき、口伝えに伝えられていきました。
自然のうちに、原始的な医療行為に移行していったことが容易に想像されます。

現在漢方薬と呼ばれている薬は、植物を中心とする、このような天然の物質を組み合わせたものです。体の具合が悪いときのために、体にいい効果をもたらす各種の物質を、何種類かずつある一定の割合でブレンドしたものです。

体にとって薬の役目を果たす天然界に存在する物質を、生薬(しょうやく)と呼んでいます。漢方薬は、このような生薬をいろいろと組み合わせたものです。ですから生薬の組み合わせ方によって、漢方薬の効き目や効き方が異なってきます。

その結果、効能の違う何種類もの漢方薬が今日まで伝えられています。

内科・漢方外来 - 神奈川県横浜市 -
渡部内科医院

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