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→肩がこるとき・1

一般に、疲労はさまざまな活動が生理機能の限界を越えたときに、発生すると考えることができます。

その一例として、走るという活動を考えてみます。

足を中心にいろいろな筋肉が伸びたり縮んだりして、走るという行為が行われます。
走れば走るほど、筋肉が伸縮を繰り返します。
あらゆる生理機能は、呼吸運動とともに体内の物質代謝によって行われるため、筋肉が伸縮するたびに、必要なエネルギーが生成され使われます。
その過程で生じた代謝物質や老廃物質が、各種の経路や機能を通じて処理されます。

走り続けるためには、必要な物質が効率よく供給され消費されて、目的を達成するとともに、走ることによって生じた不要な物質を、スムーズに処理することが要求されます。
飲んだり食べたりしたものが、胃や小腸で消化され吸収され、分解されたり合成されたりしながら、さまざまな生理活動が行われています。
仕事に集中すればするほど、仕事がはかどればはかどるほど、これらの一連の物質代謝が活発となります。

ところが、代謝がある状況に達すると、物質代謝の能力の限界に到達します。

心臓は一分間に七十ないし八十回前後拍動しています。
呼吸運動は一分間に十六回前後行われています。
このように人間の体は、外側から直接確認することはできませんが、目には見えない体の内側で(皮膚や髪の毛など、体の表面も全部含めての話です)、大きくは肉眼的なレベルから、小さくはミクロの分子レベルまで、さらにそれ以下のレベルにおいても、一瞬の途切れもなく、全身がさまざまな活動や変動を繰り返しています。

生活をしていく上で、心臓や肺などを始め、すべての組織や臓器はたえず変動しながら働いており、その変動、つまり働きには限度があります。
一つは走るなら走るという目的を達成するための、本来の生理活動という面において。
もう一つはその結果生じた老廃物などを処理するという、人体を健全に維持する面において。

例えばの話、人間は飛行機に乗れば空を飛ぶことができますが、人間自身の力、つまり体自身の持つ働きの中には、空を飛ぶ能力はありません。
どんなに早く走ったからといって、一秒間に何百メートルも走ることはできません。

これほどに大げさに言う必要はさらさらないのですが、改めて述べるまでもなく、体には体の仕組みとしての原則があり、その能力には限界があります。 
個人差があることも事実です。

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内科・漢方外来 - 神奈川県横浜市 -
渡部内科医院
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