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→便通は体調のバロメータ - 体は“空(から)だ・1”

命は昼夜わかたず一日中働いています。ところがよく見てみると、命の働きが特に大きく働く時間帯があることに気がつきます。それは夜間睡眠中です。

夜ぐっすりと眠れば翌朝は爽快です。
私達が安閑と眠りこけている間にも、体は体自身を大掃除して老廃物を外に出し、体を空っぽにするために一心不乱に働き続けています。
私達の体は、私達にとって文字通り「縁の下の力持ち」です。

どのような状態を便通が困難であり、便秘であると判断するかは、人によって必ずしも一定ではありません。
排便後の状態を、毎回毎回しげしげと観察する人も少ないと思います。便通に関する話は、よほど親しい間柄であっても、具体的な話題にはなりにくいものです。医学的にも便秘の正確な定義は下しにくいとされています。
自分がどんな便通状態にあるか分からないまま、毎日を過ごしている人もあんがい多いのではないでしょうか。

少なくとも三日以上排便がない、便が硬い、ころころとした便が出てくる、お腹がはったりゴロゴロする、便秘と下痢が交互に起きる、下痢ばかりが続いている。

このような場合、現代医学的な病気が大腸などにあるかないかは別にして、漢方医学的には明らかに異常である。体調が良くないと判断されます。

アトピー性皮膚炎などが悪化するケースについて調べてみると、便秘傾向にある場合がしばしばあります。さらにさかのぼって尋ねてみると、本人の気がつかないうちに、実質的な睡眠不足に陥っています。このことは、過労や夜更かしや無理な仕事振り、ストレスなど、大腸の働きが日々の生活状態を確実に反映していることを暗示しています。

このように便通は体全体の状態、つまり体調の一環として表現されることに気がつきます。便通に限りません。体調が乱れたり悪化すれば、

肌がかさかさする
何となく腰が重い、痛い
肩などの筋肉が凝ったりはったりしている
足がむくみやすい
疲れ気味
気分が乗らない

最初はこのような何気ない違和感として表れます。

病気ではありませんので、生活に支障を来たすことはほとんどなく、大過なく毎日が過ぎていくように見えます。ところが塵も積もれば山となり、やがてはイエローカードとなり、レッドカードが点滅します。
もし体調が悪いことをはっきり感じるようであれば、

オーバーワークやストレスなどの負担が相当長く続いている
かなりハードであった
知らず知らずのうちに疲労が重なってしまった

このように、自分自身の体力や気力以上の負担がはっきりあったことを示しています。
時には駅のプラットフォームで気を失ってしまい、「気がついたらベッドで点滴を受けていた」、などということにもなりかねません。

便通がすっきりしない日々が続くようであれば、生活に無理が来ていないかどうかを、振り返ってみる必要があります。

→便通は体調のバロメータ - 体は“空(から)だ”・3へ

内科・漢方外来 - 神奈川県横浜市 -
渡部内科医院
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